ゲイマッサージならここを意識！ その３ 臀部マッサージ
臀部。プリッと丸くて触りやすいお尻です。是非とも、もみまくりたい場所です。とはいえ、見た目はとてもシンプルな尻ですが、構造的にはかなり複雑なんす。
尻の骨格たる骨盤は３つの骨（寛骨、坐骨、仙骨）で形成され、この骨の形状がかなり複雑です。その複雑な骨同士が隣接しあってできる関節も、お世辞にもシンプルとは言えない。例えば股関節。こいつは球関節という特殊な構造してる上、その関節を人体で最大最強のクラスの筋肉と靭帯がぐるぐる巻いてます。なので、尻表面からは、さわれもしないし、股関節を弄るのは相応のテクニックが要る。ちなみに、尻から触れる関節では「仙腸関節」というマッサージ業界で超有名な関節がありますが、「何その形？」という形状で、素人さんならどこにあるかさえもわからない代物であります。
骨盤の骨格及び関節がめんどくさい構造なら、そこに付着する筋肉も勿論複雑です。骨盤に付着する腸腰筋群と臀筋群は、複層に渡って重なりあっています。なんっつたって臀部は人間が二足歩行をするための必要にして不可欠な存在。足を動かすエンジンであり、微細な調整器でもある。ゆえに骨盤内の各筋肉はめっぽう強い上に、縦横ナナメと複雑に連携しているんですわ。
とまあ、前置きが長くなりましたが要は「尻は実に触りやすいけど、的確に触るようにしないとね」ということです。触るだけなら簡単なんですけどねーｗ
臀部マッサージのポイント
なんと言ってもケツは強押し必須です。胸部と違って、ぐいっと大胆に押してください。といっても指先をつかって強く押すのはおすすめしません。殿筋はすっげぇ強いので、指が負け痛める可能性が大。使うのは掌底（しょうてい）、手のひらでグイグイ押すのが良いと思います。
上図のように、お尻の上、中心からやや離れたところ（正確には仙骨外縁）から押し始めましょう。骨盤のカタチを確認するかのように、骨盤の縁の内側にそうように圧をかけていきます。そして、お尻の下部、太ももの始まりでありお尻の終点をしめすヒップラインまで押していきます。肛門周辺部を除く、３／４円を描くような感じでしょうか。
押すのは片手でも両手でもOK。慣れてない人は力加減の調整しやすから、両手で行うのがおすすめ。（上記画像「実際の施術風景」では片手でやってます。慣れれば片手楽勝）
大切なのは「骨盤の内側に沿って押すこと」です。尻の中央を押したりもんだりするのはその後。また、骨盤外縁部を押すのも別のマッサージなるので、それは後回し。最初はとにかく、骨盤の確認も兼ねて、骨盤の内側に沿って押します。骨そのものを押すのはあんまよくないです。（そういう技法もあるけど、慣れてないと難しい）それだと痛いばっかり。骨の際（きわ）でありながら、内側に当たるようにしてみてください。
このマッサージをするだけで「おおう！」といい感じの刺激を与えられるのは間違い有りません。「あ、滑っちゃった❤」と肛門周辺に手が伸びてしまうのも一興でしょう。それはそれでお客さん大喜び。
臀部マッサージの技法はまだまだたくさんありますが、ひとまずは基本中の基本として「骨盤なぞるようにして押す」というのを記事にしてみました。よかったらご参考にしてください。
では、今回はこのへんで。ジンでした。
まったねー♪
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