ゲイマッサージならここを意識！ その４ 鼠蹊部のマッサージ
鼠蹊部（そけいぶ）は太ももと胴体がつながるあたり、いわゆる足の付け根を指します。そしてここらはさまざまな組織が交差してるんですな。鼠蹊部の直下には股関節があり、その奥には大腰筋が走行してたり内転筋が付着部してたり、大腿動脈や大腿静脈や大腿神経が走り、鼠蹊リンパ節も集合してたりするわけです。なので血流活性などを促すマッサージ的な刺激を、是非とも行いたいのが鼠径部なのです。ところが、ここは生殖器がめちゃ近い。こうも近いので、一般マッサージ店ではまず触れもしないです。股関節症などで施術したいと言っても、鼠径部自体には触らないように注意するくらいです。
とまあ性器に近いがゆえに、デリケート部位扱いされてる鼠径部です。ならば性器に触れるのはオールOKなゲイマッサージなら、是非ともアプローチしたいですね。鼠径部触ろうとして、ちょっと性器が活性しちゃうなんてのはむしろ大歓迎なんですから。だから何ら遠慮することなく鼠蹊部を意識し、より効果的なゲイマッサージを行いたいものです。
さて鼠蹊部へのアプローチですが、様々な方法があります。指圧としてピンポイントでぐっと押したり、ストレッチのようにグイ～ッと伸ばしたり、リンパドレナージュ的な表面を滑らせるような施術とかもあります。今回は最も無難な「指四本で押すソフトな押し方」お伝えしておきます。
１ 骨盤の体の脇、腰の骨の出っ張り（上前腸骨蕀）からスタート
２ 片手の指四本、両手で押す。この時、指の腹で押す※
３ 円を描くように押す。グイグイとは押さず、ゆっくり、やや深め
４ 腰の骨の出っ張りから股に向かう。
４ 片側３〜４往復したら、反対側も同じように行う
おおむねこんな感じですが、ここで大切なのは「※指の腹で押す」ことです。ちょろりと記しましたが鼠蹊部には結構でかい神経が走っています（大腿神経とか）。神経はけっこう表皮に近くにあるので、強く押されると痛がる人もいます。人によっちゃ「ぎゃーー！」です。なのでかたい指先（指頭）で押すことをせず、柔らかい指の腹で柔らかく押すのがコツです。そして、できれば深く押したいですね。おっかなびっくり表面ばかりすぎると意味がないので。とはいえ、深さの塩梅は割と難しいんですけどね。
鼠径部は敏感です。だので固く、強く、ぐい！っと押さずに
穏やかに緩やかに柔らかく押すのがコツです。
というわけで、今回のこの辺で。ジンでした。
まったね～♫
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